サウンドクリエイターへの道
サウンドクリエイターへの道
SNKに入社したとき
「Joyful Road」というゲームがほぼ完成していた
サウンドはまったく音楽のことがわからない
プログラマーの方が必死で楽譜を見て
打ち込んだと聞いた
私が入社してから、そのJoyful Roadの音に
手を加えた記憶もあるが
定かではない
今の時代の若い人たちには想像もつかないだろうか
ネットもメールもない時代
電話はもちろん家では黒電話
会社はプッシュホンと言われるものだ
まだ郵便の手紙が主流だった時代
情報を得る手段がなく
その時代のゲームを作った人たちは
わずかな知識から想像力と勘を働かせて
あらゆる実験をしながら
技術を手に入れていった
私がSNKに入って初めて手掛けたゲームは
うさぎが穴から出てくるのを
ハンマーで叩く
いわゆるもぐらたたきのようなゲーム
残念ながらそのゲームは
開発途中でボツになる
私の記憶も曖昧なので
ネットで調べさせてもらったところ
次に関わったゲームは
「Marvin's Maze」